サイト運営クリニック
サイト運営クリニック THE CLINC
Mens Lipo Times編集部
2018-06-18

脂肪吸引の種類【ベイザー/ボディジェット/ライポマティック/アキーセル】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
脂肪吸引の種類【ベイザー/ボディジェット/ライポマティック/アキーセル】
脂肪吸引と一口に言っても、その方法はさまざま。どれを選択すべきなのか迷ってしまいますよね。どの方法を採用するかは、各クリニックのポリシーや懐具合などによって変わってくるのでしょうが、ここでは、それぞれの方法にどういった特徴があるのかについて、私見を交えて解説したいと思います。施術を検討中の方の参考になれば幸いです。
現在、最も頻繁に使われている脂肪吸引機器は5種類あります。まずはそれぞれの特徴についてご紹介しましょう。

脂肪吸引法①:陰圧式脂肪吸引

陰圧式脂肪吸引イメージ古くから行われている吸引法です。チュメセント液と呼ばれる脂肪吸引特有の麻酔液を患部に注入し、陰圧(体外より体内の圧力が低い状態)を利用して脂肪を吸引します。今でも広く行われていますが、出血量が多いことや周辺組織へのダメージが大きいことがデメリットです。ダウンタイムの負担を考慮して、1日で吸引できる脂肪量は最大でも1,500cc程度にとどめなければならないなど、一定の制限があります。

脂肪吸引法②:エルコニアレーザー

エルコニアレーザーという低出力レーザーを皮膚表面から数分間照射し、脂肪細胞を柔らかくしたうえでカニューレで吸引していく方法です。アメリカの国家機関であるFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の認可も得ており、欧米では広く普及しています。機材が直接体に触れることがないので、火傷の心配はありません。難点は、体外からレーザーを当てるので、脂肪細胞に届くエネルギー量が少なくなるということ。それだけ吸引できる量も少なくなります。
エルコニアレーザー(脂肪吸引イメージ)

脂肪吸引法③:スマートリポレーザー

身体の内側からレーザーを照射して脂肪を溶かし、溶けた脂肪を排出(ドレナージ)します。低負担でダウンタイムが少ないという点がウリです。
ただ、レーザーの照射範囲が限られるので、広範囲の脂肪の除去には不向きな機材と言えます。

脂肪吸引法④:ボディジェット

ボディジェット脂肪吸引(イメージ)カニューレの先から噴射されるジェット水流を使った施術です。水圧で脂肪と周辺組織を分離した上で、脂肪を吸引します。水流を用いるので、周辺組織へのダメージが低く抑えられるのが特長です。問題は、大量の水を使用するので浮腫みが激しいということと、体の表面近くの脂肪吸引が難しいということ。表面近くの脂肪は密度が高く硬いので、水の力だけでは柔らかくできないからです。

脂肪吸引法⑤:ベイザー

脂肪だけに影響する特殊な超音波「ベイザー波」を照射し、周辺組織から脂肪を遊離させます。その後、刃のないカニューレで脂肪細胞だけを吸引していくので、出血量は少なく、周辺組織もほとんど傷つけないのが特長です。表面付近の脂肪除去も可能なのでより多くの脂肪を除去できるばかりでなく、繊細なボディデザインにも向いています。ただし、機材が高性能な分、施術者の技量も問われます。この方法で脂肪吸引を受ける際には、ベイザー脂肪吸引の認定資格を有する経験豊富な医師か、脂肪吸引の専門施設をお選びください。
ベイザー脂肪吸引(イメージ)

脂肪吸引法⑥:ライポマティック/アキーセル

比較的最近登場した脂肪吸引機器です。カニューレ自体が振動して、脂肪を吸引しやすくする点が特徴です。脂肪吸引時に幹細胞が死滅しにくいとされていることから、注入を前提にした脂肪採取に適した機材と位置付けられるでしょう。比較的安く購入できることから、「効果はそこそこに、できるだけリーズナブルに行いたい」と考える小規模クリニックには向いているでと考えます。
このあとご紹介するパワーアシスト(PAL)の進化版とお考えください。

吸引管(カニューレ)の種類

脂肪吸引を行う際は、各脂肪吸引機器に専用の吸引管(カニューレ)を取り付けて使用します。次に、カニューレの種類をご紹介しましょう。

LEAD脂肪吸引管

脂肪をしっかり吸引できるよう、吸引孔に刃が付いているタイプのカニューレです。ただ、脂肪を削りながら吸引していくので、周辺組織へのダメージが大きく、術後に内出血や炎症を起こしやすくなります。

PAL

PAL吸引管のイメージ

カニューレの先端部分が前後に動いて、脂肪を粉砕しながら吸引していきます。上腹部など、硬い場所も容易に吸引できますが、持ち手が大きく重いため、細かい作業がしにくいなどの難点もありました。今ではほとんど使われていません。

Power X(パワー・エックス)

パワー・エックスのイメージPAL同様、カニューレの先端部分が電動で動くのですが、違いは前後に動くのではなく回転することです。回転することで、より繊細な吸引が可能になりました。このため、筋肉のラインを強調したい時など、ボディデザインを意識した施術を行う際には最適です。シーンとしては、繊維質で硬い男性の脂肪吸引、もしくは背中などの脂肪吸引に使用します。

Vent X(ベント・エックス)

血管や周辺組織を傷つけず、脂肪のみを吸引できます。この器具の特徴は、大きく2つあります。1つは、吸引管の全周に吸引孔があることです。このため、より多くの脂肪を吸引することができます。もう1つは、長さや形状のバリエーションが豊富だということです。二の腕のように入り組んだ箇所を吸引する際や、曲線を表現するのに適しています。

番外編:チューリップシリンジ

これは吸引機に取り付けるものではないので番外編としました。手動で吸引するタイプの吸引管です。手動なので、組織を傷つけることなく丁寧な吸引ができるというのがウリですが、広範囲の吸引には不向きです。
(イラスト描き起こしお願いします)
脂肪吸引に用いるチューリップシリンジ

脂肪吸引の方法は、吸引機と吸引管(カニューレ)の掛け合わせで決まる

実際の脂肪吸引は、脂肪吸引機と吸引器具のかけ合わせで行われます。各クリニックの選択基準はさまざまで、予算的な都合、ドクターが使い慣れているかどうか、ドクターがどういった信念を持っているかなどによって変わってきます。
クリニック選びの際は、クリニックが採用している道具で、自分の理想とする結果が得られるのかという観点からも検討してみてください。なぜその組み合わせにしたのか、聞いてみるのも良いでしょう。

THE CLINIC が考えるベストな組み合わせは?

THE CLINIC が考える機材選びの基準は
  1. 吸引後に皮膚が弛まずキレイに仕上げられること
  2. 周辺組織へのダメージが最小限であること
  3. 取り残しなくしっかり脂肪を吸引できること
  4. 繊細なボディデザインが可能であること
です。
現時点では、ベイザー脂肪吸引+Vent-X, Power-Xの組み合わせを超えるものはないと考えており、これを軸に施術をご提案をしています。
本サイトには、これら機材を駆使して当院が手がけてきた治療成果がかず多く掲載されておりますので、是非、他の記事もご覧になって見てください。

まとめ
  • 現在、脂肪吸引に用いられる機材は多種多様になってきた
  • どの機材が用いられるかは、クリニックによって異なる
  • THE CLINIC はベイザー脂肪吸引による脂肪吸引を高く評価している

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*