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大橋 昌敬
2018-10-22

脂肪吸引の効果はいつまで? 長期的な経過をご紹介

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脂肪吸引の効果はいつまで? 長期的な経過をご紹介
脂肪吸引の魅力は、1日で痩身効果が実感できることです。ところでこの効果は、実際にはどれぐらいの期間持続させることができるのか、気になったことはありませんか? クリニックが提示する症例写真では、通常、ダウンタイムが落ち着く術後半年と術前の比較が用いられるのですが、仮にこれが年単位の長いスパンだとどうなるのかということです。今回は、そうした例をお示しようと思います。
脂肪吸引を検討されている方なら、「術後は太りにくくなる」という話を耳にされたことがあるかと思いますが、それは真実です。
通常、成人の脂肪細胞の数は変化しません。「太る」という現象は、脂肪細胞の数が増えることを意味するのではなく、保有している脂肪細胞が大きくなった結果です。脂肪吸引は、この脂肪細胞を物理的に取り除く行為なので、術後は確実に脂肪数が減少します。数が減る分、それぞれの脂肪が大きくなっても、術前ほど太ったと感じにくいのです。
脂肪吸引とリバウンドの関係の説明図

脂肪吸引後に太ってしまうのはどんな時?

よく「脂肪吸引を受けた箇所は絶対に太らない」と誤解されるのですが、これは間違いです。術後に過度なカロリー摂取が継続されると、当然残された脂肪細胞は大きくなり、手術直後の格好いいプロポーションが損なわれるということはあり得ます。脂肪吸引は、過去の不摂生は清算できるかもしれませんが、将来の不摂生まで保証するものではないということは覚えておいてください。

脂肪吸引の効果を長く持続するには?

脂肪吸引の効果を長く維持しようとするなら、術後は不摂生を避け、できれば適度な運動習慣を身に付けるようにすることをお勧めします。しかし、こんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。「運動や食事制限が嫌だから脂肪吸引を受けたのに、結局そこからは逃れられないの?」と。
確かにそうかもしれませんが、これまでに数多くの脂肪吸引を扱ってきた経験から断言できるのは、満足のいく脂肪吸引を受けられた皆さんは、多くの場合、体型維持に対する意識が大きく変わるということです。理想通りの美しく引き締まった身体を手に入れた経験があると、これを何とか維持したいという良い意味での欲が出てくるのだと思います。今まで運動習慣が身に付かなかったという方が、術後にせっせとジム通いを続けているという例は少なくありません。
術後に効果を長く持続させることができるかどうかを左右するのは、結局は満足のいく施術が受けられるかどうかであり、つまりは術前のクリニック選びが肝心なのだと考えています。

脂肪吸引後、2年半が経過した症例

最後に、当院で脂肪吸引を受けてくださった方で、術後数年が経過した方々のお写真をお示ししたいと思います。
脂肪吸引の2年半後の状態(男性・お腹)
↑こちらはお腹の脂肪吸引から2年半が経過した症例です。当時ベイザー4Dスカルプトという施術を行ってシックスパックを作ったのですが、今でもそれは健在です。2年半ぶりに来院くださったのは、胸部や二の腕のボディデザインを受けたいとのご要望のためでした。
脂肪吸引の5年後の状態(男性・お腹)
↑こちらはもう少し長く、脂肪吸引から5年が経過した方です(左が術前で、右が術後5年)。この方は、腰回りをさらに引き締めたいというご要望でした。十分引き締まっているように見えますが、理想の肉体が手に入ったことで、美意識に拍車がかかったようです。
私たちの役目は、自分たちの持てる技術を駆使して理想の仕上がりをご提供することと、それによってご自分の身体を好きになっていただくこと。そうすれば、術後の身体を維持しようというモチベーションが生まれるからです。そうなったら、後は皆さんの協力も欠かせません。私たち美容外科医と二人三脚で、脂肪吸引の効果を末長く維持させましょう。

まとめ
  • 脂肪吸引後、その部位が太りにくくなるのは事実
  • ただし不摂生をすれば、リバウンドすることはあり得る
  • 脂肪吸引の効果を長く維持するには、手術直後の美意識を維持し続けることが重要
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筆者のご紹介

大橋 昌敬

大橋 昌敬

得意分野
  • トータルボディデザイン
  • 脂肪吸引
  • 豊胸脂肪注入

日本で外科学の博士号を取得した後、高水準の医療技術を求められるカナダで心臓外科医として活躍する。帰国後は、美容外科医に転身し、学会や論文の発表にも積極的に取り組む。
無料メール相談、カウンセリング時の誠実な対応で、指名するゲストも多い。

  1. 1965年
    福岡県生まれ
  2. 1990年
    久留米大学医学部 卒業
    久留米大学医学部 第二外科 外科学 入局
    (胸部外科学、救急医学、麻酔全般を習得/博士号取得)
  3. 1994年
    Tronto General Hospital(Canada)
  4. 2000年
    聖心美容外科 東京院副院長 就任
  5. 2003年
    聖心美容外科 福岡院院長 就任
  6. 2009年
    THE CLINIC 福岡院院長 就任
  7. 2012年
    THE CLINIC 東京院院長 就任
  8. 2015年
    THE CLINIC 技術指導医 就任
  9. 2017年
    THE CLINIC 統括指導医 就任
  • 日本美容外科学会専門医
  • 日本外科会認定医
  • 日本胸部外科学会認定医
  • 日本臨床抗老化医学会正会員
  • 日本形成外科学会会員
  • サーメージ認定医
  • カンタースレッズ認定医
  • コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医
  • VASER Lipo認定医
  • VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医
  • TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos 認定医

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